-刻"TOKI"が織りなす新しい出会い-
今年で創業135周年をむかえる永井酒造。
『美しい自然に囲まれた、地元・群馬県川場村を表現するきれいなお酒』として醸される数々の日本酒は、代表銘柄『水芭蕉/MIZUBASHO』をはじめ、今では世界で愛されています。
『伝統と革新』を心に日々新しい日本酒の価値創造に向けて、新しい挑戦を続けてきた永井酒造。
2008年には世界初の本格的な瓶内二次発酵のスパークリング日本酒として『MIZUBASHO PURE』をリリース。
そして2013年には熟成日本酒『水芭蕉ヴィンテージ2004』、その翌年にはデザート酒をリリースし、『Nagai Style』として食とのペアリングを提案し、日本酒の新たな可能性を示してきました。
そうして永井酒造は、創業135周年を迎える今年、長年計画してきた『熟成酒のスペシャルセレクション』をリリースいたします。
現当主・6代目の永井則吉氏は、蔵に入って間もない頃とあるワイン会に参加し、白ワインの王様とも言われる『DRC社 モンラッシェ 1988』に出会います。
『口に入れた瞬間、稲妻に打たれたかのような衝撃を感じた』と語る永井氏。
長期熟成されたワインのように『複雑な味わいを持ちながら繊細で余韻が永く、エレガントで心地よい存在感が続く』そんな日本酒を造りたいという想いで、熟成日本酒への挑戦が始まりました。
蔵が保有する熟成酒は全て-3℃~-5℃の常温セラーにて保存。
永井氏はじめ日本酒やワインのスペシャリスト4人が定期的にテイスティングを行い、熟成酒のコンディションを徹底的に管理して来ました。
そしてついに今年、長い年月の間セラーで眠っていたとっておきの作品を世にお届けします。
初出しとなる『THA MIZUBASHO Aged 15Years』を含む豪華熟成酒3本セットです。
今回は周年記念にちなんで、135セット限定生産でございます。
また、特典としてスパークリング日本酒や熟成酒に最適な『AEA SAKEグラス』が2脚付き。
切子職人の方がひとつひとつ手造りで仕上げた特製グラスでございます。
ぜひ、この特別なセットをお見逃しなく。
【セットに含まれる熟成酒はこちら】
THE MIZUBASHO PURE 2009
2009年、永井酒造の最高峰というべき酒をベースに完成させた珍しいヴィンテージawa酒。
長期熟成由来の、しっかりとした麦わら色の、厚みはありながらもとても繊細な泡が特徴です。
黄金色に輝く泡を目で楽しみ、生き生きとエネルギッシュな味わいを舌で感じ、パワーがみなぎる1本です。
穀物のニュアンスがありますのでキノコ系のパスタやリゾット、秋を感じる前菜などとの相性が特に◎。
awa酒に長期熟成のポテンシャルがあるということを証明した1本と言えます。
THA MIZUBASHO Aged 15Years
2002年、綺麗な酸。
2004年、旨味のバランス。
2006年、後味のミネラル感とビター感。
この3種の常温熟成酒をアッサンブラージュし、さらにフレンチオーク新樽で3年熟成させました。
10年以上の時が創り出した味わいは、15~18℃前後のやや高めの温度で、大きめのワイングラスで空気に触れさせていくことでより際立ちます。
熟した杏やナッツ、バニラのようなエレガントな熟成由来の香りに、とてもなめらかな口当たり。
口の中で重厚感のある甘みが広がり、複雑な旨味、ややスパーシーな余韻が引き締めます。
ステーキや中華など、味のしっかりした味付けのものに良く合います。
水芭蕉 2008 ヴィンテージ
2004、5、6年に続く、低温熟成で醸したヴィンテージシリーズ4作品目。
ほんのりと淡いレモンイエローの輝き、熟した果実やナッツ、クリームブリュレのような甘い香り。
氷温熟成ゆえ、樽からくるロースト香は抑えめで、バニラ香のみが綺麗に表れています。
とってもなめらかな口当たりに、複雑で繊細ながらもふくらみのある味わい。
永く続く深みのあるエレガントな余韻に浸る贅沢を、感じられる1本です。