白桃やバナナ、パイナップルなどの南国フルーツのニュアンス、紅茶や白胡椒、バターの雰囲気が少々ありながら、石灰的なミネラルも背景に感じられます。
しっかりとしたキレのある酸味から、完熟グレープフルーツの果実味とフレーバーが広がり、アフターには塩味を含む切れ味と旨味が上品な余韻へと誘います。
全体のトーンとしてはやや明るめな質感、芳醇且つエレガントな酸の張りを基調とした上品な辛口白ワインです。
【インポーターより】
収穫後全てプレスにかけ、土着酵母の発酵が始まったらすぐに樽へ。樽熟成は12か月間。バトナージュはしない。ウイヤージュと樽の清浄を2週間に1回行う。12か月後、新月とフルーツの日、花の日を選びワインを澱引き。澱引き後、清澄し、2か月タンクで休ませてから瓶詰め。無濾過。
ジョゼフのワインは果実味の中に酸とミネラルのコントラストが感じられるのが特徴。25年以上にも渡る経験と知識が反映されている。
マルク・コランの次男、ジョゼフが独立しスタートさせたドメーヌ。
母ミシェルの実家はサン・トーバンの作り手、父マルクの実家はシャサーニュ・モンラッシェの作り手というワイナリー一家で、19歳だった1993年から仕事を始める。
長男ピエール・イヴは1996年からドメーヌに参加し、三男のダミアンは1999年、そして長女カロリーヌは2005年から参加と、兄妹揃ってワイン造りをすることとなる。 長男ピエール・イヴは2005年に独立。現在では高い人気を誇るドメーヌとなっている。
そしてジョゼフも2017年、独立しドメーヌ・ジョセフ・コランを立ち上げる。
ドメーヌ・ジョゼフ・コランでは主に実家から受け継いだ6.5ヘクタールの畑で仕事をし、サン・トーバン、シャサーニュ、ピュリニーのヴィラージュ、1級、特級を合わせた19のアペラシオンのワインを造っている。 ビオディナミを意識し、畑には除草剤や化学肥料は使用しない。
シャトニエールとサンティエ・デュ・クルーの急斜面の畑は土壌の浸食を避けるため、手作業で草刈りをする。ブドウの病気対策もビオを尊重し行っている。
収穫は完全に手摘みで、それぞれの畑のブドウが理想的な果熟とバランスになるタイミングまで、3週間かかることもある。