楽器正宗とは、大正時代に宮内庁の雅楽師で君が代の作曲者とされる奥好義(おく よしいさ)さんが「酒造りも楽器を奏でることも、元は同じく神様への捧げ物」と言われたことに由来しています。
中取り部分ならではの甘さと酸味のバランスが優れた味わい。果実味に溢れ、料理の伴奏となるお酒です。
【蔵元HPより】
明治期より矢吹が原周辺は、御料地が多く点在し渡り鳥が飛来する御猟場として皇族や軍人が頻繁に訪れていました。
『楽器正宗』の名前は、大正年間二代目代吉の時、朝香宮様が当地を来訪した際、大木代吉本店の酒を所望され大変気に入り、その時随行していた宮内庁の雅楽師で君が代の作曲者とされる奥好義(おく よしいさ)が「酒造りも楽器を奏でることも、元は同じく神様への捧げ物」と言われたことに由来しています。二代目代吉は、醤油屋から分家したこの酒蔵を発展させ、酒造りでも既成概念を打ち破る斬新なアイデアで大木代吉本店の基礎を作りました。
『楽器正宗』は、そんな二代目代吉の志を受け継ぐ醸造文化を進化した酒です。華やかで香味に優れた淡麗な本醸造。ジューシーで甘さと酸味のバランスに優れた芳醇な純米酒。ひとりで飲むもよし、仲間と楽しみながら飲むもよし、魚にも肉にもよく合い毎日飲んでも飲み飽きない、好みの曲を聞くように暮らしに潤いを与えてくれる酒です。
【蔵の特徴】
当蔵が構える矢吹町は福島県中央の中通りにあります。
日本海側と太平洋側の中間で、海抜285m、平均気温は12℃で夏はさほど蒸さず、冬には雪が数回積もる程度で過ごやすい気候にあります。また阿武隈川をはじめ3つの川に囲まれ水質に恵まれています(ドイツ硬度:2.4 中軟水)。
五感とDataBeseをミックさせ玄人志向の酒造りをしています。
【酒造りの想い】
ライブ感を大切にしています。
酵母の息遣いや米の旨味の表現として、ガス感を残し無濾過無加水で仕上げています。