田植えとともに夏をむかえた光男さん
2022年は、俳句を読んでいる光男さん。
春は「閑さや 蔵にしみ入る 菌の声」と謳っておりました。
松尾芭蕉「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」のオマージュでした。
さて、夏は楯の川酒造が担当しています。
今回の俳句は
「田一枚 植えて立ち去る 光男かな」
実は光男さん、先日酒米の田植えの途中、1枚目でいなくなってしまったそうです。
どうやら、田植えは1枚で終わったと勘違いし、どこかへ行ってしまったと・・・
1枚で終わるはずもない田植え作業だけに、「戻ってきてくだされ~」と願う蔵の仲間の声が聞えてくる、そんな一句です。
気になるお酒の仕上がりですが、楯の川酒造として初めて「種麹」を使用。
光男さんの故郷山形県産の美山錦を100%使用しております。
マスカットやグレープフルーツを思わせる爽やかな香りが夏らしく、
楯野川らしいシルキーな口当たりに、口内に広がる優しい甘みが心地良い1本です。
後味わずかに感じる苦味がいいアクセントとなり、盃がすすみます。
田植えを頑張った光男さんに、乾杯!
【山川光男とは?】
山形県を代表する4蔵が結成した志のあるユニットです。
・山形正宗/水戸部酒造
・楯野川/楯の川酒造
・洌 小嶋屋/小嶋総本店
・男山/男山酒造
それぞれ一文字ずつとって「山川光男」と名付けられました。
毎年、春夏秋冬と担当蔵を変えて登場いたします。