
上川大雪酒造
所在地:北海道上川郡上川町旭町25番地1
設立 :2016年(平成28年)
代表銘柄:上川大雪(かみかわたいせつ)

<始まりは運命の出会いから>
オーナーを務める塚原敏夫さんは元証券会社勤務。その頃に知り合ったバーのマスターの実家が休眠中の三重の酒蔵であり、その方が大雪山と上川町の風景写真を見ながら言った「こんなところで日本酒を造ったらすごいのができるのになぁ」という言葉がきっかけとなり、『緑丘蔵』が誕生。2016年当時、県をまたいでの酒造免許の移設は異例中の異例でした。

<「飲まさる地酒」を目指して>
杜氏を務めるのは、全国各地の銘醸蔵で実力を発揮し、名実共に絶大な業界支持を誇る道内出身の川端慎治杜氏。『彗星』『きたしずく』『吟風』といった北海道生まれの酒米にこだわりを持ち、米農家さんを信頼しながら交流を深めています。オーナーである塚原さんと川端杜氏、2人の役割分担が明確だからこそ、川端杜氏が酒造りに邁進できるのかもしれません。

<地方再生蔵としても要注目>
上川町は、厳寒期にマイナス20度にもなる大雪山系のふもとにあり、年間約200万人が訪れるという層雲峡温泉をはじめ、豊富な天然水と広大な農地を有しています。また、2020年4月には、十勝に新たな蔵『碧雲蔵』を設立。場所はなんと、帯広畜産大学のキャンパス内!上川大雪のプロジェクトは、まだまだ始まったばかりなのです。