
宝水ワイナリー
所在地:北海道岩見沢市宝水町364-3
設立 :2004年

<風景画の一コマのような丘陵地帯>
カリフォルニアのモントレーを連想させる、美しい丘陵地帯囲まれた岩見沢に宝水ワイナリーはあります。丁寧に整備された自社畑は粘土質で水はけがよい斜面なので、ワイン用ぶどうの栽培には最適。しかし、積雪2mを超える厳しい自然環境の中での岩見沢ワイン造りはこの土地ならではの工夫が随所に見られます。

<岩見沢のテロワール表現への挑戦>
目標は岩見沢のテロワールを深く理解し、その土地に合った品種・最適な収穫量・そしてこの土地だからこそ出てくる味わいを損なうことなく、ワインへ反映させる事。また、ステンレスタンクの容量、プレス機などの醸造機器は小さな変化に人が気づけるような小規模なものとなっています。農家であったオーナー倉内さん曰く、北海道岩見沢は本来雪の多い地域ですが、近年は温暖化の影響でピノノワール種の生育も大変良くなっているとの事です。

<ワイナリーと北海道のブランド力アップ>
北の産地らしい酸がきれいなバランスの味わい。雪の結晶をイメージしたエチケットはかわいらしく洗練されています。2014年10月公開の映画「ぶどうのなみだ」のロケ地にもなった宝水ワイナリー。小樽の軍事施設を解体した材料で建てられたそのおしゃれな建物では、ソフトクリームが売られていてそれを目当てに観光客も訪れます。春夏秋冬それぞれの顔を持つ美しいワイナリーです。