美食に寄り添うワイン
平川ワイナリー -HIRAKAWA Winery-

1年1年の積み重ねで
理想の産地形成を
所在地:北海道余市郡余市町沢町201番地
設立 :2015年
平川ワイナリーの代表を務めるは、平川敦雄氏。国立東京農工大学農学部生物生産学科卒業後、フランスの農学部門最高峰である国家技術士養成機関 ENSAアグロモンペリエ(現SupAgro Montpellier)のブドウ栽培学-ワイン醸造学科を卒業。ボルドー大学醸造学部デュブルデュー研究室で芳香性分子の研究を経て、ボルドー大学醸造学部認定DUADを2007年に首席で取得。12年間にわたり、フランスの有名ワイナリーでブドウ栽培・ワイン醸造業務に携わると同時に、世界的な名声を持つ高級レストランにてソムリエとしても従事し、食とワインのスペシャリストとしての経験と、栽培から醸造、味覚学、レストランサービスまでの幅広い知識を有している。2008年、帰国後に北海道へ移住。ミシェル・ブラストーヤジャポンのシェフソムリエとしての勤務を経て、2014年に北海道余市町沢町で農業生産法人平川ファーム、2015年に株式会社平川ワイナリーを設立。経験と感性を最大限に生かし、農業の現場からガストロノミーを追求した、本格的なワイン造りを目指している。北海道は余市にてこの畑と巡り会い、ぶどう栽培からワイン造りまでスタートしたのが2014年。りんごとくるみの木々を引っこ抜くというマイナススタートから、現場を訪問するたび、そしてワインを頂くたびに、一歩一歩着実に目指している世界観へ近づいているのを感じます。平川さんの純粋なぶどうとワインへの思いが結実していく過程、見逃す手はありません。

地球上でここにしかないワイン造り
ケルナー、ソーヴィニョン・ブラン、ピノ・ノワール、ロンド、レゲンド他合わせて10種のぶどうを、ワイナリー経営戦略を含めた独自の農法で栽培。毎年変化する気象条件を受け入れながら、名だたる世界のワイナリーで積み重ねた経験を活かし多種多様なワインを造っています。恵まれた年も、逆境とも言える局面でも、そこをどう乗り越えて行くのか楽しんでいるようにさえ見えるのです。ぶどうへの最大の信頼と愛情、そして最低限の介入。この信念がいつも軸にあるのでしょう。「最高のワイン造りは、ブドウが育つ自然環境や風景そのものを香りや味わいの中に映し出すことだと考えています。そのために、栽培から味覚学までの一貫した理念と信念が必要で、料理と相乗できるワインは畑でデザインされるべきです。畑が有する気候風土や生態系が産地固有の味わいとして表われることを目標として、レストランの美食文化と共に歩んでゆける品質を追求致します。

美食に寄り添うワイン
フランス時代から現在までシェフソムリエとしても仕事をされている平川さん。日本ソムリエ協会、フランス文部省認定プロフェッショナルソムリエ、フランスソムリエUDSF協会認定のソムリエ呼称を取得し、以下の国内外のホテル/レストランで、ソムリエとしての勤務を経ています。
「小田急山のホテル(神奈川)、小田急箱根ハイランドホテル(神奈川)、ル・ジャルダン・デ・センス(ラングドック)、ランスブール(アルザス)、ル・シャルルマーニュ(ブルゴーニュ)、ザ・ウィンザーホテル洞爺 ミシェル・ブラストーヤジャポン(北海道)、フラノ寶亭留(北海道)」
繊細でありながらしっかりパワーもあり、凛とした酸が中心にある上品な佇まいの平川ワイナリーのワイン。素敵なテーブルセッティングがされた食卓で、丁寧なお料理が並ぶシーンにとても合うイメージです。そんな美食のシーンにぜひともお試し下さい。