山形正宗の新しいフラッグシップとして生まれた「日本の伝統色シリーズ」。日本各地で栽培された最高品質の酒米を使用していて、素晴らしい原料米に対する敬意と、それを使用できる喜びを表現しています。
こちらの「麹塵」は兵庫県加東市東条秋津産の山田錦を40%まで磨いて醸されたお酒。最高のものでありながら山形正宗らしさを追求するために6年もの間試行錯誤を重ね、綺麗な旨みと落ち着きを併せ持ったお酒に仕上げています。
※要冷蔵
【蔵元より】
■商品について…「山形正宗を代表する新しいお酒」企画は、2013年頃に構想を練り始めました。従来型の「山田錦を35%精米した、華やかな香りの大吟醸」が、私たちのこれからのフラッグシップとはやはり思えませんでした。自分たちで育てた米であったり、本当に素晴らしいと思える原料米を使用して、いろいろな実験を重ね、スペック関係なしで心から美味しいと思えるお酒こそ、私たちのフラッグシップにふさわしいという結論に至りました。
平成25BYから様々な原料米、精米歩合や酒母で試行錯誤し、多くの日の目を見ないタンクを生み出しながらも、自分が造りたいひとつの形がようやく見えてきたところです。
「40%精米くらいで、生もと造りをちょっと寝かせる」のが、ひとつのいいポイントであるように思います。綺麗な旨味と落ち着きをあわせ持つ「最高の普通」。時間がかかりましたが、ようやく一定の再現性を持って醸造できるようになりました。
■ラベルについて…伝統的な日本の色の美しさが伝わるよう、とにかく色味の表現に細心の配慮をいたしました。実際に草木で染色した布地の色合いを分析し、色ムラも含めて自然な雰囲気が出るように心掛けました。
山形正宗ロゴは、伝統的な市松模様の意匠を取り入れております。じわじわと愛着のわく、噛めば噛むほど味が出るスルメのようなデザインと自負しております。