
惣誉酒造
所在地:栃木県芳賀郡市貝町上根539
設立 :1872年(明治5年)
代表銘柄:惣誉(そうほまれ)

<醸すお酒の9割が地元消費>
滋賀県日野町から移り住み、栃木の地にて約150年の歴史があります。消費者の笑顔を想いながら、丁寧に手作りでお酒を醸す。代々の当主が、ひたすらに美味しい酒というものを求め続けました。鬼怒川水系の伏流水をベースに原料米は普通酒でも特A地区の山田錦を使用、契約栽培の栃木県産五百万石100%のお酒も造ります。このこだわり抜かれた想いが、地酒として地元民を魅了し続けているのです。

<生酛ルネサンス>
2001年、理想的な味わいを実現するために辿り着いた一つのこたえが伝統的な「生酛造り」でした。生酛造りは徹底した温度管理など蔵人の職人技といえる繊細な技術が必要です。この技術を持って造られたお酒は奥深い味わいをもたらします。さらにこの生酛を熟成させることで味わいに複雑味を纏います。山田錦×生酛×熟成、全ての歯車が噛み合い、行き着く頂点が生酛ルネサンスなのです。

<ブレンドによる再現性>
惣誉酒造のお酒が地元に愛される最大の理由は、毎年変わらない味わいを提供していることにあります。原料米というものは毎年天候に左右され、多少なりとも変化があるもの。その中で毎年変わらない味わいを提供するためには、仕込んだ原酒を絶妙なバランスでブレンドしてから出荷しているのです。これもまた、惣誉酒造の特徴的な取り組みのひとつです。