
吉田酒造店
所在地:石川県白山市安吉町41
設立 :1954年(昭和29年)
代表銘柄:手取川(てどりがわ)

<白山ゆかりのテロワール>
石川県を代表する白山には手取川という暴れ川が流れています。当時、多くの兵士が手と手を取り合って急流の川を渡ったことが名前の由来です。この手取川の由来の通り、手と手を取り合い豊かな伏流水を使用し、白山からの清澄で寒冷な空気を用いてお酒造りに取り組むのが吉田酒造店の酒造りです。

<山廃仕込み×石川県産米>
石川県といえば能登を代表する「山廃仕込み」があります。この山廃仕込みは原料の徹底した処理、雑菌排除が重要です。そのため、麹室に入る際は服も帽子も着替えて徹底的に雑菌を防止。ここまで徹底するからこそ、山廃酛を仕込む際の有用な菌の育成ができるそうです。使用米も地元の五百万石、石川門、百万石の白など石川県を代表するお米を使用します。中でも石川門から造られたお酒には、ずば抜けた感動を覚えます。
2021年11月よりスタート。新銘柄『吉田蔵u』

▼吉田蔵 u をもっと詳しく(クリックで詳細)

-徹底的なテロワール-
吉田酒造店の蔵があるのは、霊峰白山を有する手取川扇状地です。この地を地酒として表現するため、酒米は蔵の周りの約30軒の農家さんで契約栽培、仕込み水は白山から100年かけて流れてくる、地下100mから汲み上げた、ミネラル豊富な「白山百年水」、自社培養の、代々蔵でうけつがれてきた金沢酵母を使用しています。この用に徹底したテロワールで醸す『吉田蔵u』は、吉田酒造蔵ならではの味わいを表現します。

-独自製法『モダン山廃』-
能登杜氏が得意とする山廃づくりを研究し、独自に「モダン山廃」を確立。7年かけて続けていたプロトタイプ、「u yoshidagura」が元になっています。特徴は、低アルコール、微発泡、無濾過、フレッシュな酸味と爽やかな旨味。米と水だけのナチュラルな造りで、乳酸や発行助剤、酵素剤などの表示義務のない添加物は一切使用していません。

-持続可能性の実施-
吉田酒造店の酒造りは白山の恵みがあってこそ。100年先も1000年先もこの地を表現する酒を作れるよう白山や蔵の周りの田んぼを守る活動、パワーシフトなど進めています。自然と人に優しい持続可能な酒造りは吉田酒造店のテーマの一つです。また、吉田蔵uの売上の一部は、環境保護活動のため継続的に寄付して行きます。(蔵元より)