
まるき葡萄酒
所在地:山梨県甲州市勝沼町下岩崎2488
設立 :1891年(明治24年)

<現存する日本最古のワイナリー>
日本のワイン産業は、1877年「大日本山梨葡萄酒会社」の創業に際し、「土屋龍憲、高野正誠」二人の青年を”ブドウ栽培及びワイン醸造”の技術を修得するためにフランスに派遣した事に始まります。1891年山梨県勝沼町下岩崎にて、土屋龍憲を中心に前身となる「マルキ葡萄酒」を設立。現存する最古のワイン醸造所となっております。

<「不耕起草生栽培」と「サスティナビリティ」>
不耕起草生栽培とは、「畑を自然に近い状態で、出来るだけ人の手を入れずに栽培する」こと。それには経験や知識をその土地にあったやり方で生かす事が必要です。そしてそれを支えるために取り入れているのがサスティナビリティ。効率を追うより遥かに大変ではありますが、豊富な栄養素や風味を還元してくれるそう。ブドウ畑で羊を放し飼いにすることは、その取り組みとも繋がっています。羊達は畑を自由に歩き回り、目についた雑草を食べながら地表を掘り起こし、そして畑の中で糞を落としていきます。これら羊の行動がすべて畑にとってプラスとなっていくのです。必要以上に与えず採らず、持続可能なブドウの生育環境を整え、健全な葡萄を栽培し、良い品質のワインに繋げています。