勝沼は甲州種が発見された地。その地で育った甲州種を厳選し、果汁の冷凍凝縮を行い香りが引き立つ酵母を採用して低温醗酵させた後、フレンチオーク樽にて熟成させています。
樽熟成によるしっかりした味わいと、エレガントな味わい。勝沼のブドウ栽培における歴史のロマンをお楽しみいただける1本です。
【まるき葡萄酒】
まるきワイナリー自慢の葡萄畑にはいくつか特徴があります。一つは「不耕起草生栽培」、もう一つが「サスティナビリティ」という考え方です。
不耕起草生栽培とは、「畑を自然に近い状態で、出来るだけ人の手を入れずに栽培する」こと。それには経験や知識をその土地にあったやり方で生かす事が必要です。
それを支えるために、まるきワイナリーが取り入れているのがサスティナビリティ(※)という考え方です。ただ効率を追うより遥かに大変ではありますが、その見返りに、まるきワイナリーが造る葡萄たちは豊富な栄養素や風味を還元してくれるそう。
葡萄畑で羊を放し飼いにすることは、その取り組みとも繋がっています。
羊達は畑を自由に歩き回り、目についた雑草を食べながら地表を掘り起こし、そして畑の中で糞を落としていきます。これら羊の行動がすべて畑にとってプラスとなっていくのです。
必要以上に与えず採らず、持続可能な葡萄の生育環境を整え、健全な葡萄を栽培し、良い品質のワインに繋げる。そんな気持ちで日々ワイン造りをされているワイナリーです。
※サスティナビリティとは?英語の“sustainabilityの日本語表記で「持続可能な」、つまり「ずっと保ち続けることができる」の意味。主に社会と地球環境を維持していく考え方として使用されます。