
早川酒造
所在地:三重県三重郡菰野町小島468
設立 :1915年(大正4年)
代表銘柄:田光(たびか)

<小さな蔵の物語>
三重県の北中部にある地元、菰野町。鈴鹿山脈の麓にあり、冬には鈴鹿おろしの冷たい風がふきます。仕込水にはとても柔らかく美しい水、鈴鹿山脈釈迦ヶ岳の伏流水を使用しています。釈迦ヶ丘とは、蔵の目の前に広がる山の形が横になっているお釈迦様の形に見えることから名付けられた山です。一つ一つ丁寧な造りにこだわる早川酒造では、地元銘柄の普通酒から大吟醸酒に至るまで全て同じ造りをしており、あらゆる工程において手間をかけたお酒造りはまず小さな甑(こしき:酒米を蒸す装置)からスタートします。大きな設備を使えばそれだけ多くお酒が造ることができますが、より良い品質を目指すためには手が行き届く小さな仕込みも必要です。全量純米仕込みを掲げ、「やさしくて綺麗、まろやか、飲み疲れしない」がテーマ。また、全てのお酒を高温糖化法(蒸米・麹・水を混ぜ合わせる最初の工程で温度を上げた状態を保ち、安全に、素早く発酵させる技術)で仕込んでいます。どんなお酒のスペックであっても冷蔵完備された槽にて2日間かけて搾ります。『田光(たびか)』は、田光川から名付けられた特約店限定流通の銘柄です。