
丹波ワイン
所在地:京都府船井郡京丹波町豊田鳥居野96
設立 :1979年(昭和54年)

<京都でのワイン造り>
1979年の創業。丹波ワインは京都駅から北西へ50キロほど行ったところに位置します。創業年にブドウの樹が植樹され、1982年に醸造施設が整いました。もともと照明器具を製造していた先代がワイン造りを開始。以前は生食用ブドウが多く植えられていましたが徐々に醸造用ブドウへシフトしていったそうです。日中は30℃~35℃と気温が上がりますが、通常の夏であれば夜間は10度前後まで涼しくなるという理想的な寒暖差。栽培面積6haの畑にはピノノワールとピノブランを中心にさまざまな品種が植えられています。今後近隣にも農園を拡大していく予定だそうです。

<和食との相性>
醸造上の特徴として、白ワインでは果汁清澄後発酵させることが多く、これは繊細な味わいの多い京料理などの和食にあわせるために、できる限り雑味の少ないワインを造るという目的からです。個性の強い品種をより濃く醸造するのではなく、料理とのバランスを考え、またワイン単体でのバランスも考え、酸味、果実味をブドウから引き出すように醸造されています。

<世界へ向けて>
1984年にスペイン・マドリードで開催された世界食品コンテストのモンドセレクションのワイン部門にて「鳥居野」が金賞を受賞し、その後6年連続で金賞を受賞し続けました。日本の和食に合わせるために栽培・醸造したワインが世界的にも認められた瞬間です。現在でもより多くの人に日本ワインを知ってもらう為に、世界を視野に入れたチャレンジが続いています。