油長酒造株式会社 300周年記念「風の森」オフィシャルムービー公開中

油長酒造
所在地:奈良県御所市1160番地
創業 :1719年(亨保4年)
代表銘柄:風の森(かぜのもり)

<本能で美味しい、すっぴんのお酒>
目指すのは「老若男女国籍問わず本能で美味しい日本酒」。生酒には火入れのお酒にない「とろみ」の触感があり、舌の上で長く味わうことができます。搾りたてそのままの生酒を1年通じて楽しんでもらいたい気持ちはありつつも、酒質変化が早く温度にも気を付けなければいけないため、リリースするお酒を全て生酒で出すということはかなりリスキー。それゆえ実践する蔵はとても少ないのですが、その中に自分達ならではの酒造りの可能性があるのではないかと出来る方法を考え、油長酒造では徹底的に設備投資や技術の追及を行っています。

<『風の森』は実は地名>
原料の米は奈良県産にこだわり、主力である奈良県産の「秋津穂」と「露葉風」だけで全体の75%を占めています。特に秋津穂は現在ほとんど見かけることがなく、油長酒造では約30件の契約農家に栽培を依頼しており、県内で栽培されている90%以上を油長酒造で使っているのだとか。「露葉風」はJA奈良と奈良県酒造組合で取り組んでおり、今後少しずつ生産量が上がっていくとのこと。代表の山本さんは農家の方たちにきちんと利益が出るような価格で米を仕入れており、若い世代が風の森の米を作りたいと言ってもらえるようになりたいとおっしゃっていました。
油長酒造株式会社 300周年記念「風の森」オフィシャルムービー
酒をグラスに注ぐ。透明感のあるレモンイエロー。わずかに残る発酵時の炭酸ガスが泡粒をつくる。顔に近づけるとほのかな果実の香り。口に含むと鼻に抜けるさわやかな香りと共にボリューム感のある味わいが押し寄せる。のど元を過ぎた後は口中をクリアにまとめていく余韻ある酸味。お酒を飲むという一連の動きの中で人間の五感をくすぐる酒。 それが風の森です。