
今西酒造
所在地:奈良県桜井市大字三輪510番地
設立 :1660年(万治3年)
代表銘柄:みむろ杉(みむろすぎ)

<ブランドコンセプトは、三輪を飲む>
奈良県桜井市三輪にある今西酒造。近くには大神(おおみわ)神社の御神体である三輪山があり、古来から「三諸山」と呼ばれ、「うま酒みむろの山」と称されています。「みむろ(実醪)」とは、すなわち「酒のもと」の意味で、 酒の神様としての信仰からの呼び名。また大神神社は杉玉の発祥でもあり、杉に神が宿るとされています。三輪には「活日(いくひ)神社」という神社もあり、ここには実在した最古の杜氏といわれる「高橋活日命(たかはしいくひのみこと)」が祀られ、全国の杜氏や蔵人が信仰しています。

<清く、正しい、酒造り>
こうした酒造りと深い地で350年以上の歴史を持ち、現存している唯一の蔵が今西酒造です。仕込みに使用する水は御神体三輪山の伏流水で、やや軟水のやわらかな口当たり。酒造りはひと手間、ふた手間をかけて丁寧におこなわれ、効率よりも一つ一つの工程でいかにこだわるかという、徹底して品質を重視したお酒造りをしています。『みむろ杉ろまんシリーズ』は「穏やかな香りとフレッシュでお米の旨味が広がるキレイなお酒」をコンセプトに造られているシリーズです。

<正暦寺に隠された菩提もと>
奈良県には清酒発祥の地として有名な正暦寺があります。これは現在の日本酒のルーツでもある諸白造りとお酒を濾すという作業を行った最初だとされています。通称「菩提もと造り」と称されるこの手法を紐解くべく、今西さんは奮起しています。