
金光酒造
所在地:広島県東広島市黒瀬町乃美尾1364-2
設立 :1880年(明治13年)
代表銘柄:賀茂金秀(かもきんしゅう) 桜吹雪(さくらふぶき)

<当時、日本酒が好きではなかった>
そう語る代表の金光秀起さん。取り分け20代の頃に口にした純米酒はさほど美味しいお酒でもなく、心から美味しいと思える日本酒に出会ったことがありませんでした。そんな金光さんですが、あるとき1本の日本酒に出会い、心から美味しいと思った。と同時に、「自分の蔵でも感動を呼ぶお酒を造りたい」と真剣勝負に目覚めます。まずは全国新酒鑑評会にて金賞を取ることを目標に。更には地元産のお米「千本錦」にこだわり続け、2009年、創業以来初めての金賞を受賞するに至ります。

<自らの名前を冠する、賀茂金秀>
広島県といえば、日本の三代銘醸地であり、吟醸酒発祥の地でもあります。その中で自ら杜氏として吟醸酒造りに取り組み、お酒に対する個性を生み出すべく金光さんの挑戦は始まりました。地元の「賀茂」地区と自らの名前の「金」と「秀」を取って名付けた『賀茂金秀』。今ではその確かな品質が高く評価され、「千本錦」を中心に色々な酒米が醸されています。自らの名前を冠したブランドだけにまだまだ進化し続ける、今後も見逃せない造り手です。