南カリフォルニア サンタバーバラ、ナパやソノマの銘醸地と比べると南国の植物も多く陽の光もぐっと明るくなる陽気なエリア。
ワインの生産においても、若手が多くニュースタイルのワインが多く生まれています。
サンタ・マリア・ヴァレーはこのエリアでも最も歴史が長く、その中でもニールソン・ヴィンヤードが一番初めに開墾されたブドウ畑になります。
東西に伸びる海岸山脈に、アラスカ海流の冷たい風と霧が吹き込む冷涼なテロワール。
バイロンでは設立当初から自分たちの畑に合う栽培方法を考え、フランス、オレゴン、カリフォルニアなどから25種類以上のクローンを取り寄せ、より粒が小さく凝縮感を得られるものを厳選して植えています。
自社畑ではカリフォルニア平均の3~9倍の1haあたり3,700~10,000本という高密植を実践しています。
2003年にジョナサン・ナギー氏がチーフワインメーカーに就任することにより、さらに栽培方法が改善されていきます。
ブルゴーニュのように区画毎での管理を行い、ピノ ノワールだけでも170区画に分けています。
一部ではビオロジック農法を導入し、収穫も区画毎に手摘み収穫し、選果も行っています。
醸造所は重力に沿って醸造することによりブドウや果汁にストレスをかけないグラヴィティシステムを導入しています。