2020年は収穫に恵まれ、果実と酸、飲み心地が素晴らしいヴィンテージになっているそう。
成熟の早いヴェルメンティーノのみを先に収穫し果皮と共に3日間、その他のブドウはすぐに圧搾し、醗酵が進んだモストに加えて醗酵、古樽にて醗酵・熟成しています。
しっかりとした旨みと果実味があり、みずみずしく、フレッシュで柔らかいビアンコです。
【コルヴァ・ジャッラ】
(輸入元より)
ラツィオ州ヴィテルボ北部、州境の町ルビリアーノ。ローマ出身のベアトリーチェ アルヴァイラーはここに約2haの土地を手に入れた。
憧れてきた自然に囲まれた暮らし、自分達の食べるものは全て自ら作る。当然ながら彼女の菜園では全て、薬品や化学肥料をつかわず、自然環境を尊重した栽培。
そして家の脇にある1haの土地、古くはブドウ畑として使われていたこともあり、将来的にはブドウ樹を植え、自家消費用のワインを造りたいと考えていた。
その時、近所でもあった造り手レ コステ、ジャンマルコ アントヌーツィのワインに出会ったことが大きな衝撃を与えることとなります。
ジャンマルコの考える自然回帰の栽培、純粋にブドウを表現するための醸造、そして圧倒的な飲み心地を持ったワインに心酔したベアトリーチェ。すべての工程において、酵母添加や温度管理、その他一切の介入を排し、SO2も完全に無添加にて醸造からボトル詰めまで行うことを決めます。
ブドウのポテンシャル、造り手としての経験値は、まだまだ及ばないものの、ジャンマルコのサポートもありハッキリと表現される地域的な個性、ボルセーナ周辺レ コステの軽やかさとは違う、オルヴィエート特有の重心の低さ。
何とも興味深い造り手。