一度見たら忘れないほどの強いインパクトと、親しみやすい味が人気のイル・ファルネート。
こちらのロゼのフリザンテは、昔白ブドウを加えて造っていたというランブルスコを再現したものです。
見た目はロゼというよりも赤に近い色です。クランベリーなど赤い果実を思わせる香りや、バラなどの香り。ベリー系の味わいに少し青さのあるセミドライトマトの旨味と酸味がありますが余韻はドライ。
食事を通して楽しめるスパークリングワインです。
色や味わいから、トマトやバルサミコを使ったお料理に合わせやすい印象がありますが、魚介類にもお勧めです。
特に牡蠣は生でも焼いてもお勧め。
【輸入元HPより】
樹齢10~15年。
黒ブドウは約1晩の浸漬、白ブドウを加えて共に圧搾し醗酵。
冷蔵保存していたランブルスコのモスト(果汁)加え、再び醗酵が始まってからボトル詰め。
春先の気温上昇を利用して瓶内で醗酵を終える。
オリ残したままリリース。
古典では白ブドウを加えていたというランブルスコ。
【イル・ファルネート】
※輸入元HPより抜粋
レッジョエミリアの南にあるカステッララーノの町。当主のマルコ・ベルトーニは2001年、町から離れた丘陵地に念願の土地を手に入れ、ゼロからのブドウ栽培を開始する。
畑は標高250m、サッスオーロを含むこの当たりは強い粘土質を持ち、年間の降雨量が少なく非常に乾燥している、この辺りではほとんど見られなくなった、手作業によるブドウ栽培にこだわるマルコ。
湿度の問題が起きない畑では、当然カビの影響がほとんどないため、ボルドー液を必要としない環境が整うことに驚く。樹に全く負荷をかけない、自然環境と樹の自己管理力を尊重する栽培を心がけている。
醸造は、彼の理想ともいえる日常を感じるワイン、幼い頃に見てきたサッスオーロの情景を尊重したワイン造り。
不必要な介入を避け、冬場の寒さを利用してオリ引きするなど、あくまでも地元の手法にこだわるマルコ。
ワインはどれも果実をそのまま感じつつも、決して飲み飽きない気軽さを持っています。
経験の少なさを補うのに十分な環境と素材の良さ。将来性を感じる造り手です。