グランクリュのアイヒベルグで栽培されたピノノワールから造られたワイン。
醸造が終わり、分析から帰ってきたワインの数値を見ると、亜硫酸無添加醸造にもかかわらず亜硫酸トータル値が12ppmを示していたことから「LN012(ゼロ・ドゥーズ)」と名付けられました。
【ジェラール・シュレール】
アルザスだけでなく、フランス全体のヴァン・ナチュール界を代表するドメーヌの1つでありながら、特に認証を取ることもなく、ヴァン・ナチュールの会にも参加することもなく、ひたすら畑での仕事に精を出している造り手。
現当主のブルーノの父親であるジェラールの頃から、栽培する畑では16世紀以来何世代にもわたって一度も除草剤、化学肥料を使っていないそう。醸造においてもブドウのポテンシャルを最大限に生かすため酸化防止剤の使用を可能な限りおさえています。充実した奥行きのあるエキス分と、独特の鋭い酸味を持つシュレールのワインは、熟成によって他の何にも似ていないそのワインの個性をより発揮します。
その自由奔放な発想いよる実験作を次々に生み出すため、膨大なキュヴェ数を誇ります。生産量は多くないので、なかなか飲み比べも難しいですが、出会えたときには是非とも様々なキュヴェの飲み比べを楽しんでもらいたいと思います。