フォール・マネルのシードルを蒸留して造ったカルヴァドス。今回は何と6年ぶりの入荷です!
2015年に造ったシードルを蒸留し、400Lの古樽で5年熟成。アルコールの角を取るために新樽を含めて1年毎に樽を変えているそうです。
味わいはピュアなだけでなく、タイプの異なる11種類のリンゴからくる複雑さがあり、リンゴの蜜の部分の甘さや青リンゴの爽やかさ、青梅、アニスにシナモンのようなスパイシーさも感じます。
ドメーヌ・デュ・フォール・マネルは、チーズで有名なカマンベールとリヴァロに挟まれるように位置するサン・ジョルジュ・アン・オージュ村にあるドメーヌ。この村の周辺は、「ACオージュ」という、シードルの中で唯一アペラシオンが存在する、シードルの最適地です。
フォール・マネルの歴史は古く、初代はフランス革命前に80 hLの土地を買い、リンゴ園と酪農を始めました。シードル、カルヴァドスの生産は1765年からで、その時に使われていたプ レス機は今でも現役で活躍しています。
それから5代に渡り、一貫して酪農とシードル、カルヴァドス造りを行っています。
今回ご紹介するのはフォール・マネルのシードルを蒸留して造ったカルヴァドス。
このカルヴァドスは毎年リリースされている訳ではなく、今回は何と6年ぶりの入荷です!
2015年に造ったシードルを蒸留し、400Lの古樽で5年熟成。アルコールの角を取るために新樽を含めて1年毎に樽を変えているそうです。
フォール・マネルのシードル自体もフレッシュなリンゴの生き生きとした果実味がありますが、蒸留するとよりそれが凝縮され、ピュアなリンゴの風味が華やかに、強く広がります。
一般的なシードルはカラメルも使用しており、その風味によって香ばしさなど味に深みが出るのですが、フォール・マネルのカルヴァドスは一切何も添加していません。
なので、このカルヴァドスを飲んだ時は一瞬今までのカルヴァドスと印象が違いすぎて戸惑ったのですが、強烈な蜜リンゴのような香りは唯一無二で、飲むほどにうっとりしてしまいます。
味わいはピュアなだけでなく、タイプの異なる11種類のリンゴからくる複雑さがあり、リンゴの蜜の部分の甘さや青リンゴの爽やかさ、青梅、アニスにシナモンのようなスパイシーさも感じます。
そして何より、42%というアルコール度数ながらそれを感じることなく、ストレートでいつの間にか飲んでしまうほどの飲み心地の良さ!
蒸留酒に対してそこまで多く知っている訳ではありませんが、明らかに原料の良さと、丁寧に造ったことが分かる味で、毎日寝る前にかならず飲みたくなるほどです。
今回入荷分がなくなったら次回いつ入荷するか分からないので、ぜひ今のうちにお楽しみください!