表土は浅く、すぐ下を硬い花崗岩（グラニット）の岩盤が走り、花崗岩が軽快で果実味溢れるエレガントな酒質をつくり上げています。
グロゼイユなどの明るい果実にバラの高貴な香り、オランジェットやタバコの葉の香りが重なる。ワインは滑らかかつ静謐で艶のある果実味に上品な落ち着きがあり、重心の低い控えめな酸、鉱物的なミネラル、キメの細かいタンニンがきれいに溶け込んでいます。



【カリーム・ヴィオネ】
2005年に起ち上がったばかりの新しいワイナリーです。とは言っても、カリームさんがワインの世界にいるのはもう長く、1990年よりジャンポールテヴネの兄のドメーヌで修行を開始。その後、マルセル・ラピエールやギィ・ブルトンというナチュラルワインきっての大御所たちの元で、ヴァンナチュール（自然のままのワイン製法）をマスターされました。
畑はボジョレーの中では比較的標高が高く傾斜にも恵まれていて、さらに南南東に面している分、とても日当たりが良く、酸とボリュームとのバランスがとれた素晴らしいワインが出来上がるそうです。