【ラ・フェルム・ド・ラ・サンソニエール】
1990年に甘口ワインを造ろうと南仏からアンジュへと移ったサンソニエールのマルク・アンジェリですが、熟成さした辛口のシュナン・ブランを飲み、その偉大さに気付いて自身もそのスタイルのワインを造り始めます。
ワイン造りを始めた当初から酸化防止剤は最低限の使用に止め、近年ではホメオパシーに基づいた方法を用いて、酸化防止剤を使わずにワイン造りを行っています。
サンソニエールのワインのすごさは、葡萄栽培や醸造方法は自然を大切に、あまり干渉をしない方法を取っていますが、味わいはヴァンナチュールという言葉に一切甘えることなく、一般的なそのイメージではない高貴さを感じるところです。
3年ほど前に来日された際に、バックヴィンテージも飲ませていただきましたが、あまりの完成度に言葉が出ない程でした。
ここ数年はマルク・アンジェリの息子のブルーノも畑仕事や醸造に積極的に関わっており、マルクも息子にできるだけ判断を任せているとのことで、これからも更に楽しみです!