【ルクレール・ブリアン】
自然を尊重したシャンパーニュを造り続けてきたエルヴェ・ジェスタンが、いよいよ自らオーナーとなってシャンパーニュをリリースしました!
ルクレール・ブリアンは、1872年に創業。実は、1980年代から有機栽培をいち早く取り入れるなど、ジェスタンがオーナーとなる前から革新的なシャンパーニュ造りを行っていました。
しかし、後継ぎがいなかったため、一度はアメリカの投資家に買われ、一部畑も売られてしまい、元々のルクレール・ブリアンと言えるものでなくなってしまいましたが、エルヴェ・ジェスタンともう1人のオーナーがメゾンを買い戻すことによって、新たなルクレール・ブリアンの歴史が始まったのです。
ジェスタンは2012年に参入。畑や醸造設備を新たに購入し、ブドウ栽培はビオディナミで行っています。
なぜビオディナミで栽培するのかというと、ジェスタン曰く、グランヴァンを造るのにはビオディナミで栽培したブドウが一番適しているとのこと。
ジェスタンにとってグランヴァンとは、スピリチュアルな広がりのあるもの、余裕のあるもの、心を揺り動かすもの、 エモーショナルなもの。そのようなシャンパーニュを造るには、ビオディナミで栽培しなければならないそうです。
調和を目指すジェスタンは、例えば瓶内二次発酵の時に使用する糖分が元々のワインに合っているかどうかを確認するために、写真のような機械でお互いの相性が合っているかを調べてから、添加します。
それは1つの例であり、樽とワイン、人と場所、食材と食材など、それぞれの相性を確認してから行動に移しています。
ジェスタンはコンサルタントとして長らく活躍していましたが、現在はルクレール・ブリアンに全力を注ぐため、それらを一切やめ、このメゾンのみでシャンパーニュを造っています。
「自然のポジティブな力を教えてくれるものがワイン」というジェスタンのシャンパーニュを、ぜひ体験し、共鳴を感じてみてください!