【輸入元HPより】
中部モーゼルの銘醸の1つ、「日時計」の名を持つ特級畑。樹齢130年以上のぶどうを使用、1000Lの大樽で1年熟成後、瓶熟を1年行ってからリリースされる特別なワイン。青色粘板岩土壌で桃のような果実味と独特のエレガンスを持つ。
【ドクター・ローゼン】
モーゼルはドイツの中でもリースリングの産地としてひときわ有名ですが、戦後どちらかというと甘口の方が知られていました。しかし、その前は実は辛口リースリングが主であり、ブルゴーニュなどの銘醸地と並ぶ評価を受けていたのです。
ローゼンの現当主・エルンスト・ローゼン氏は、2000年初頭に彼のひいおじいさんが造った1947年産の辛口リースリングを口にした時、そのあまりにもフレッシュで到底50年の時を経たものとは思えなお味わいに衝撃が走ったそう。
当時、ひいおじいさんは、全てのリースリングを辛口に仕立て、長期間モーゼル伝統のフーダー樽(1000L入りのオーク樽)で天然酵母とともに寝かせてから出荷をしていたことから、2008年から実験的にこの醸造方法を研究し、ついに現代に蘇らせました。