トゥーレのワインは凛としていながらも、ストーンフルーツや柑橘の明るさが感じられます。
ワインの世界ではあまり使わない言葉ですが、程よい余韻の後に美しくキレる味わいが魅力です。
プレス前にアロマを最大限引き出すために12時間マセレーション。プレス後、90%をステインレスタンク、10%をドイツ産のオーク樽(600~1200L)で自然発酵を促す。5ヶ月のシュールリーを経て、春にボトリング。
2006年に親からワイナリーを引き継いだ、ラインヘッセンのトゥーレ兄弟は、現地のメディアからも、誰もが楽しめる新しい独自なスタイルを生み出したと高い評価を受けています。
「かつてドイツでは、酸度が高いリースリングに石灰土壌は合わないと言われてきた。リースリングの場合、土壌が痩せていると最終的にギスギスした柔らかさの欠けたワインになってしまうと。しかし気候の変動とともにその常識は変わった。僕らのワインを飲んでもらえばわかるだろう。」彼らの畑がワインに与える個性は唯一無二だと語る。
2000年前は海底だった石灰土壌のブドウ畑、その粒子はとても細かくブドウの樹が吸収可能な大きさ、トゥーレの畑は40%がこの土壌でドイツ国内でも珍しいそうです。2019年はリースリングにとって素晴らしいヴィンテージで、健やかにピュアな果実味とミネラルが表現されています。