日常で楽しみたい南アフリカワイン
カジュアルな価格帯ながら飲みごたえのあるワインを造る南アフリカ・ステレンボッシュのクライン・ザルゼ。
現オーナーは1996年にこのワイナリーを買い取りましたが、南アフリカでワインが造られ始めた1685年当時のステレンボッシュ市の税金徴収書類に既に「クライン・ザルゼ」の名前が記されていたというほど古い歴史を持っています。
このワインは、ワイナリーの敷地内にあるレストラン用に造られていたものを、輸入元が交渉して日本に仕入れたもの。
ステンレスタンクとセメントタンクで半分ずつ仕込み、適度な柔らかさと骨格がどちらもあります。
見た目は紫がかった濃い赤で、ドライプルーンやラズベリー、すみれのような香りに、凝縮感のある果実味があり、しっかりと飲みごたえがあります。
ボディはしっかりありますが、タンニンはそこまで強くなく、さらにきめ細かいので濃厚なのにスムーズな飲み心地です。
肉料理にはもちろんお勧めですが、火を入れた魚介類にも嫌味なく合わせられる幅広く使える赤ワインです。