2010年から毎年密かに造っていたという、七本鎗の熟成酒。 熟成からくるカラメル香や香ばしさはありますが、その後に米の力強さを感じる旨み、 ジューシーな酸があり、熟成の中にもまだフレッシュさが感じられるのが特徴。 特に2010、2011、2012年のヴィンテージに共通しているのは、香ばしさがコーヒーではなく、 カカオニブのような感じで、旨みと酸がしっかり感じられるということです!
【2012の味の特徴】
カラメル香、米の旨みというよりも甘さを感じる、複雑さ、味の力強さ、 フレッシュな酸のバランスが良く、味わいが大きく、一番ストラクチャーが良い。
【蔵元より】
かねてより酒の熟成、すなわち時が醸す味わいに魅かれるものがありました。 人が醸した酒、そこに時の刻みによる厚みが加わり深みが増し琥珀色になっていく。 「時」を感じながら飲む、これも酒の楽しみ方の一つでありたいと思います。 そんな想いを込め、「琥刻」と名付けました。 天然の乳酸菌の働きを利用した古式製法「山廃仕込」によるコクと深みのある味わいが特徴です。