自分が本当美味しいと思える料理と合わせてお飲み頂きたい、と蔵元が自信を持ってお送りする逸品です。
一点だけ変えて仕込む対比実験を繰り返してたどり着いた「赤磐雄町」「生もと造り」「二年熟成」。
丸みのある旨みの中から、しっかりとした酸が徐々に感じ取れ、最後は力強く長い余韻が伸びていきます。
冷やからぬる燗まで、味わいながらゆっくりと飲むのにおすすめです。
【裏張りにある蔵元の思いから引用】
岡山県赤磐地区で岩藤英彦氏が栽培した最高の雄町米を、伝統的な酒母育成法である“生もと造り”で醸しました。生もと造りとは自然の乳酸菌の働きを活かし、時間を掛けて酵母を育てる日本古来の酒造技術です。この技術を用いて、米本来のふくよかな旨みや美しく厚みのある味わいを引き出すことに蔵人たちが情熱を注ぎました。
その年の天候で米の品質や特徴は微妙に変化いたします。そのためボトルには酒米が育った年度を“ヴィンテージ”表記いたしました。年度による繊細な違いや、お飲みいただく温度によって変化する豊かな表情に耳を澄ませていただければ幸いに存じます。
心許した人達と楽しく酒を酌み交わす時間は、何ものにもかえがたい人生最高のひとときではないでしょうか。私達の醸した酒がその場にご一緒できたら、醸造家としてこれ以上に幸せなことはありません。ごゆっくりお楽しみください。
「五代目蔵元兼杜氏 水戸部朝信」